福田繁雄の視点

2011.06.30

福田繁雄の視点

企画開発部の新屋敷です。

僕は普段デザイナーという肩書きで仕事をしていますが、
過去この方の作品と会って震えたのを紹介します。
制作者は日本を代表するデザイナーで「福田繁雄」氏。

日本のエッシャーとも言われる氏の作品は
「ウッホー」と興奮させるものばかりでした。
その中で一番好きな作品は
この一見なんのこっちゃわからないオブジェ。

これ、ナイフやフォークを溶接して
作ってあるんです。
展示会に初めていった時に
全く意味がわからず、手前にあった
スイッチを押すと奥から電灯がパッとついて
目に飛び込んできたのはまさかの風景。

とにかく鳥肌がたちまくって寒気がしたのを
覚えてます。作品タイトルもイカしてて
「ランチはヘルメットをかぶって・・・」
なんて最高すぎです。
2009年に逝去されましたが、
それまで数々のびっくり作品を世に送り込んできました。
元々僕が所属しているデザイナー協会の会長だった事もあり、
過去2度だけお会いした事ありますが、
100%気さくなおじさまで、とある会合では
「よし、君にロシアのエラい人を紹介しよう」
と全く共通点の無いロシアのガチでエラい人を
紹介していただき(ロシア政府の人)
言葉が全くわからずハラショーを繰り返すだけの僕、
そしてそんな僕を見てケタケタ 笑っている氏が
印象的でした。

このスタイルが今やっている仕事に
直接結びつく表現はなかなか無いのですが、
この方の持っていた「視点」を見習おうと
思っているのでございマス。

その他の作品とか

エッシャーの作品をほんとに立体でつくりあげた。ガチで水まで流れます。