人類vsコンピュータ

2015.04.07

人類vsコンピュータ

メディア開発部の春山です。春先はいろんなイベント目白押しですが、ボクがここ最近楽しみにしているイベントは『将棋電王戦』です。

 

 

2011年から行われている「プロ棋士 vs 将棋ソフト」5対5の対局イベントで、大規模かつ注目度の高い企画として過去数回行われてきましたが、今回は「電王戦FINAL」と名付けられている最終決戦ということもあり、俄然盛り上がっております。ニコニコ動画と日本将棋連盟の完全バックアップのもと、NHKの将棋番組などでおなじみの有名プロ棋士&美人女流棋士が多数出演、六本木ニコファーレの生放送会場を中心に、全国に散らばる対局会場、千駄ヶ谷の将棋会館、会場楽屋裏まで同時中継での生実況、生検討、生解説。しかも10時間を超える対局を完全生放送という、ズバリ言って将棋中継としては空前絶後のスケールで行われております。そんでまた会場がスゴい!

 

第1局(3月14日) 京都・二条城
第2局(3月21日) 高知・高知城
第3局(3月28日) 函館・五稜郭
第4局(4月4日)  奈良・薬師寺
第5局(4月11日) 東京・将棋会館

 

対戦ごとに会場が異なるキン肉マンシステム!人類 vs コンピュータの頭脳対決、果たして人類はコンピュータに勝利し生き残ることが出来るのか?それともコンピュータの軍門に下り、きたるべきロボット社会でサイバー戦争(ターミネーターみたいなやつ)に巻き込まれてしまうのか!?「将棋」のルーツが「戦争シミュレーション」である以上、そんな誇大妄想が避けられません。

 

そんな「電王戦FINAL」は5週に渡って1戦ずつ対局され現在2勝2敗。今週末4/11(土)の第5局に勝敗がかかっております。過去4戦はどれもドラマチック。第1局は、敗北が決まりきっているのに投了せず愚直に打ち続けた悲哀のコンピュータの敗北、第2局は「あえて角が成らない」というメリットのない人間の行動が理解できないコンピュータがフリーズし敗北、第3局は駒を指すロボットアームのタイムラグにより必勝パターンが崩れた人間の敗北、第4局は解説のベテラン森下卓九段に「子供の頃からの、将棋はこういう風に考えるんだということが覆る」とまで言わしめた常識破りの手でコンピュータの勝利という、まさに「人類vs機械」のド定番中のド定番なマンガ的展開でムチャクチャ熱いことになっております。

 

注目の決戦は今週土曜日!これで人類が負けたらもう羽生か森内か渡辺待ったなし!ニコ生のプレミアム会員になっていれば、タイムシフトで後からいくらでも見られるので興味ある方は是非!煽り映像は佐藤大輔!