塩ラッキョウ カレーライス添え

2012.07.18

塩ラッキョウ カレーライス添え

メディア開発部の春山です。

ほぼ日刊イトイ新聞』で連載されていた吉田戦車先生の『逃避めし』という連載コラムが、昨年書籍化されました。先生が仕事の合間に現実逃避するために作る自作料理を、レシピと共に紹介するグルメエッセイです。

その中で吉田先生は、料理研究家・辰巳浜子先生の名著中の名著「料理歳時記」に影響を受けて塩ラッキョウを漬け初めたと書かれており、同じく辰巳浜子「料理歳時記」を愛読する自分がここで影響の連鎖を受けないわけには行くまいと、今年は塩ラッキョウを漬けてみることにしました。

初夏の漬け物シーズンになると、スーパーで梅などと一緒に売っているラッキョウ(1kg)を購入。「OH!透明人間」みたいな名前。

中身は泥の付いたラッキョウ。この泥を水で洗い流して薄皮を一枚剥く作業がムチャクチャ大変&ムチャクチャ匂いが出るので要注意。1日中、自分の体と家の中がラッキョウ臭くなります。

「一皮剥いちまえば、どいつも一緒だな」官能的なラッキョウの裸身。このあと、頭とお尻をカットして、塩を振ってジップロックに入れて重石の下で数日寝かせる。我が家では3日間寝かせました。

なんやかんや割愛して、いきなり「塩ラッキョウ カレーライス添え」完成!

一口目はムチャクチャ塩っぱくてエグくて食えたもんじゃなく、あわや大失敗か!?と思いましたが、改めて熱湯で塩抜きをしたところ、これがまた非常〜にいい塩加減になっちゃって、既成品にはないまろやかさとフレッシュさもありつつ、正直ムチャクチャ旨い塩ラッキョウが出来てしまいました。

ちなみにこのカレーライスは巷で話題の「いなばツナとタイカレー(レッド)」なのですが、その話はまた別の機会に。

ということで、みなさんにも是非オススメしたい自家製塩ラッキョウの話をいきなりしてみました!