- 2013.09.12
-
そうよいつでも女は女優よ
おつかれさまです。メディア開発部の春山です。
なんとなく、今年の夏も終わりっぽい感じになってきましたね。今年の夏はNHKの『あまちゃん』と、1年間待ちに待った映画『パシフィック・リム』と、MAXの新曲『Tacata』に狂ったようにハマりまくってはしゃぎすぎてる夏の子供でした。
そんな中、最近とても気になっている女優さんがいます。松岡茉優(まつおかまゆ)さんです。一番最初に彼女を観たのは、昨年公開の映画『桐島、部活やめるってよ』でした。劇中でもっとも性格の悪い、一番の悪役と言ってもいい「嫌な女」キャラ「沙奈」役でした。
その次に観たのがNHK『あまちゃん』での、新人アイドルグループ「GMT」の熱血リーダー、海はないけど夢はある埼玉出身「入間しおり」役。
そして最近、ドラマ『斉藤さん2』の中で、高校生なのにできちゃった結婚をしたことで悩む越谷のヤンキー「冴」役として観ました。
キーワードは「田舎」「ヤンキー」「女子」。どこのクラスにも一人はいるような、ちょっとだけ背伸びをしていて目立つ女の子。どの役もまるで彼女のために「当て書き」されたようなハマり役で、どれもまったく演じているように見えないナチュラルすぎるキャラクターにも関わらず、画面に出てくると明らかに空気が変わって彼女しか見えなくなってしまうパワーを感じます。
特に『桐島〜』は異常とも言える「演技の普通ぶり」で、2度3度と確認しながら観るとそのディテールの細かさにゾッとします。一人だけ普通すぎて。
すごい子がいたもんだ、きっと下積みが長かった中堅女優に違いない、と思いきや実年齢18歳。女優は生まれながらにして女優だということですね。
どの作品に出ても同じような役柄、脇役にも関わらずズバ抜けた存在感がある、という意味では、寺島進とかスティーブ・ブシェミのような凄みを感じますね。以上、完全に私見でした!